オーデマピゲ修復

オーデマピゲの全てのタイムピースは世代を超えて使うことができるよう設計、製造されています。ただし、アンティークウォッチでは数年ごとに修復を行うといった維持とケアが必要となります。オーデマピゲの修復の仕事はまさに芸術品の修復の一つと考えられます。オーデマピゲはアンティークウォッチやヴィンテージウォッチ、また過去ジュウ渓谷に存在していたメーカーのウォッチを修復することのできる数少ない会社の一つです。このような歴史的タイムピースを扱うことができるのは, ほんのわずかの経験豊かな時計マイスターのみです。修復作業は必要な修復内容により、数週間から1年以上までかかることもあるようです。
また、オーデマピゲについては、オーバーホールや修理が必要な時計であっても、買取を強化しているお店もあります。理由は、買取市場の全体的な在庫不足が1つの要因として挙げられます。そのため、現在の買取市場では、修理が必要なオーデマピゲの時計であっても買取が強化されています。これは各買取専門店で個別での修理工場を持っていることから、修理が可能=買取が可能という仕組みになっております。ですので、壊れてしまい、オーバーホールもしくは修理が必要な時計があった場合でも、多少価値は劣りますが買取価格は高くなりますので、買取価格にも希望が持てます。そういった理由から、オーバーホールが必要なオーデマピゲの時計・故障してしまっている状態の時計であっても売ることが可能です。

時計修理技能士(とけいしゅうりぎのうし)

時計修理技能士とは、国家資格の技能検定制度の一種で、都道府県職業能力開発協会(問題作成等は中央職業能力開発協会)が実施する、時計修理に関する学科及び実技試験に合格した方のことです。等級には、1級〜3級まであって、それぞれ上級技能者、中級技能者、初級技能者が通常有すべき技能の程度と位置づけられています。1級は、実務経験7年以上、又は3級合格後4年の実務経験、2級合格後2年の実務経験を有する者。2級は、実務経験2年以上を有する者、又は3級合格者。3級は、実務経験6ヶ月以上を有する者。となっています。職業能力開発促進法により、時計修理技能士資格を持っていない人が時計修理技能士と称することは禁じられています。時計の修理ができないわけではありませんが。また、1級時計修理技能士といっても、それほど難しい試験ではないようです。資格取得後もどれだけ技術の向上に精進しているかが重要なようです。